基本は仮プレイング置き場
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心情/
災い本体は出てこないままで妖鳥を大量に放つ…、考えられるのは斥候の類か?富士山より東の方に何が…?
情報を得られりゃ御の字だが、何はともあれ迎撃が優先か…。
作戦/
開戦前に言葉を交わす余裕があるなら情報収集を試みる。
遭遇時点で敵意が強いようなら、即座に戦闘態勢に入る。
「そんなに急いで何処に行こうってんだ?」
「何か探し物か?」
戦闘/
前衛で壁役を担当。
戦闘開始と同時にハンティングモード。
気合を入れると青いオーラが立ち上る。
「後ろに街を背負ってる以上は戦うのはやむ無しか。
…悪いが、アンタらの行軍は此処までだ!」
基本は幼鳥の攻撃に注意してガード狙い。
とにかく後ろに行かせないことを第一にする。
後衛の攻撃で弱った敵からロケットスマッシュ改で攻撃。
誰かが囲まれそうな場合はロケットスマッシュ改で敵を吹き飛ばして連携を断つことを狙う。
高く飛んで逃げようとする素振りを見せたら、ジャンプして届くならロケットスマッシュ改で叩き落とす。
後衛の回復が追いつかない場合ハンティングモードを回復として使用。
「そう簡単にはやられはしない…オレを、抜けると思うなッ!」
「ニトロ・イグニッション!!いけぇぇぇぇぇぇ!!」
「やらせるかよッ!!吹っ飛べ!!」
戦後/
戦前の質問の回答が得られていなければ、最後の1体が消える前にもう一度尋ねてみる。
「メガリスの大量復活に不滅の復活か…。
本当に今年に入って忙しないことこの上無いな…」
『アビリティ』
ロケットスマッシュ改x12
ハンティングモードx8
598字
災い本体は出てこないままで妖鳥を大量に放つ…、考えられるのは斥候の類か?富士山より東の方に何が…?
情報を得られりゃ御の字だが、何はともあれ迎撃が優先か…。
作戦/
開戦前に言葉を交わす余裕があるなら情報収集を試みる。
遭遇時点で敵意が強いようなら、即座に戦闘態勢に入る。
「そんなに急いで何処に行こうってんだ?」
「何か探し物か?」
戦闘/
前衛で壁役を担当。
戦闘開始と同時にハンティングモード。
気合を入れると青いオーラが立ち上る。
「後ろに街を背負ってる以上は戦うのはやむ無しか。
…悪いが、アンタらの行軍は此処までだ!」
基本は幼鳥の攻撃に注意してガード狙い。
とにかく後ろに行かせないことを第一にする。
後衛の攻撃で弱った敵からロケットスマッシュ改で攻撃。
誰かが囲まれそうな場合はロケットスマッシュ改で敵を吹き飛ばして連携を断つことを狙う。
高く飛んで逃げようとする素振りを見せたら、ジャンプして届くならロケットスマッシュ改で叩き落とす。
後衛の回復が追いつかない場合ハンティングモードを回復として使用。
「そう簡単にはやられはしない…オレを、抜けると思うなッ!」
「ニトロ・イグニッション!!いけぇぇぇぇぇぇ!!」
「やらせるかよッ!!吹っ飛べ!!」
戦後/
戦前の質問の回答が得られていなければ、最後の1体が消える前にもう一度尋ねてみる。
「メガリスの大量復活に不滅の復活か…。
本当に今年に入って忙しないことこの上無いな…」
『アビリティ』
ロケットスマッシュ改x12
ハンティングモードx8
598字
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名前 :逢坂 真理(おうさか まり)
自称 :焔蛇とヘリオトロープ
生年月日:1995年7月22日
出身 :オーストリア→ロシア
本業 :カースブレイド
一般技能:勉強(ガリ勉) 鋭敏感覚 瞬間記憶
詠唱兵器:呪剣/シスター服
基本設定:
表層的には聡明で誰にも優しい優等生そのものな慈愛に満ちたシスターを装っているが、本質的には「隣人愛」と「救済」を相当歪んだ形で捉えている天然危険物。モスクワにある神学校から銀誓館に転校してきた…が、そもそも神学校に在籍していたのは、全寮制故に生家からの受けた「厄介払い」。そういった経緯もあり、特別敬虔な信徒というわけでも無い。この時点でだいぶ怪しい。とある経緯から呪剣「スヴァローグ」のマスターとなったことで運命の糸が繋がり、秘めた目的を果たすべく行動を起こした。
生まれ :
「逢坂」は実の親の苗字であり、戸来聖司の双子の姉弟である。オーストリアで生を受け、5歳までを過ごすが其々現在の家へ引き取られることになった。彼女の引き取り先であるヴィッテ家は優秀な魔術師の一族であったが、術式の習得は出来ても行使の才能が無い真理をずっと疎んでいた。
入学理由:
とあるSNS経由で知り得た情報から生き別れた半身が銀誓館に在籍していたことを知ったため。環境のせいで愛情表現が歪んでいるが、本人は純粋に家族を求めているだけである。
特技 :
ある種異常なレベルのIQを持ち、魔術の知識も抱負だが、能力者としては文字通り「無能」。呪いの群体である「スヴァローグ」に身体の主導権を明け渡すことで、化け物じみた戦闘能力を発揮する。「呪い」に対する許容力が真理の唯一にして特異な才能である。
趣味 :
強いていえば読書。他に面白いことがないから普段は勉強ばかりしている。過去に試しに爆弾を作ってみたときは少しだけワクワクしたとのこと。
特記 :
ロシアでは「マリー・ヴィッテ」と名乗っていた。銀誓館に来るに当たっては、現両親にそれまで隠してきたスヴァローグの存在を明かし「力」を認めさせている。認めさせ方は本人曰く「少しやりすぎた」。多分聞かない方が良い。
----------------------------------
元々、カースブレイドが作れるようになったら投下しようと温めていたキャラクターで、殆ど即興ノリで作ったかなめと違い、聖司作成時点で考えていた設定。本来能力があったのに一般人として育てられた聖司に対して、能力がないのに能力者家系に育てられたという真逆の存在。必要以上に頭が良いのに無能扱いされ続けてくればそりゃ歪むわなぁという色々期待を裏切らないヤンデレさんである。
絵について:この作品は、株式会社トミーウォーカーの運営する 『シルバーレイン』の世界観を元に、 株式会社トミーウォーカーによって作成されたものです。 イラストの使用権は作品を発注したお客様に、 著作権はnaruに、 全ての権利は株式会社トミーウォーカーが所有します。
雪の降る街を影が疾駆する。
全てが白い雪化粧に覆われた街に点々と足跡だけを残して駆ける。
「ソレ」自体が自らを追い詰めるモノになろうとは、当の本人は気づきもしないだろう。
生前はともかく、今は既にそんな知識を持ち合わせていないのだから。
「…ふふっ、楽しいわね…スヴァローグ?」
雪上に続く足跡に目を落とした少女がそう呟いて嗤う。
真紅の刃を携えた修道服の少女が妖しく嘲笑う。
少女はただ、今宵の狩りを楽しんでいた。
影はいつの間にか人気の無い路地裏へと迷い込んでいた。
否、正確には追い詰められていたという方が正しい。
おかしいと「彼」は思った。
元々、狩る側だったのはどちらであったのかと。
人間は彼にとって獲物でしかなかったはずである。
それがどうして逃げなければならないのか。
至る答えは至極単純なことだ。
------アレは人間では無い。
彼はそう思うしかなかった。
人の皮を被った別の何かであると、そうでも思わねば理解できない事が多過ぎた。
得体の知れない恐怖、それは出会ったことそのものが不幸であるかのように拭い去れない。
「逃亡劇は此処まで?ねぇ、господин?」
「…!?」
ようやく一息ついたと思っていた彼の背筋が凍る。
物理的な寒さを越えて、ゾッとするほど優美な声色が暗がりに響く。
ゆっくりとザクザクという雪を踏みしめる音と共にモンスターが気配を振り撒いて近づいてくる。
「此処はまるで檻のよう…、夜と雪で人を閉じ込める歪な世界…」
まるで芝居の演者であるかのように、少女は詩情めいた言葉を紡ぎながら鈍色に染まる雪空へ片腕を掲げる。
…だが、彼の視線は少女の挙動に向いていない。
注意を払うべきは、ただ少女の握る真紅の刃だけだ。
大凡、人を殺すために作られたとは思えぬ過剰装飾の柄と金属には思えぬ刀身の色彩は一見、美術品であるかのよう。
しかし…そうではないのだ。「アレ」はそんな高尚な代物ではない。
そもそも「剣」というカテゴリに収めること自体が間違いだと本能が警笛を鳴らす。
あらゆるモノが抜け落ち、虚構の生を与えられた存在となった彼でもはっきり解ることがある。
「アレ」はこちら側の存在だ…と。
本来は決して人間と相容れないモノ。
或いは人間を利用して存在しうるモノ。
故に彼は自らに躙り寄る少女をモンスターと呼ぶのだ。
アレは既に人間ではなく、「喰われた人間の成れの果て」モンスターだと。
「………ああ、もう良いわ。
飽きました、此処は息が詰まる…行きましょう、スヴァローグ?」
誰に語りかけているのか、この場において存在するのは「彼」と「少女」のみであるというのに。
そんな疑問を「彼」が過ぎらせ真紅の刃から注意を解いた、ほんの僅かな瞬間だった。
そこに居たはずの少女の姿が彼の視界から消え失せる。
しかし、自らを追うことを止めたわけではないことは直ぐに解った。
一瞬の…されど今までより遥かに濃密な殺気が彼を撫で付け、視界の脇を黒い影が抜けていくのが見える。
「退屈ね…、ここは本当に退屈…」
ボソボソと呟く少女の声は、悲しみとも怒りとも取れる混沌の声色だった。
耳元で聞こえた声から、通り抜ける影が修道服の少女だということは僅かに残る思考で把握出来る。
…が、その現状把握全てが遅かった。否、少女がこの場に現れた時点でどうにかして逃げることを考えるべきだった。
彼が「獲物」であるなら、少女の戯言になど付き合わずに一目散に逃げるべきだったのだ。
-----------何処へ?
深く冷たい極北の海を思わせる少女の眼が問う。
それは答えの無い問いだ、彼は何処へ往くことも出来ない。
此処が何処であるのかも解らない彼に答える術など無い。
刹那、彼は自身に片腕の感覚が無いことに気がついた。
正確には、あるはずのものが無くなるという喪失感に塗り潰されていた。
止せば良いのに、何かに引き摺られる彼は恐る恐る視線を左腕へ向け、結局は用意された絶望を享受する。
加えてその認識は新たなる地獄を彼に与えるだけの儀式でしかない。
肩口から断たれた傷口が突如として燃え上がり、自らの肉が焼ける不快な臭いと極大の苦痛を彼は味わう。
絶叫が薄暗い路地裏に響く。
失った肉体、欠損は自らの死期を大きく進める。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
沸き上がる生への執着、渇望が、残っていた彼の理性を完全に放棄させる。
負った傷を治すために必要なものは何か。
崩れゆく身体を維持するために必要なものは何か。
何より、自らを傷つけたものは何か。
人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間。
最早、ただの屍鬼と成り果て、本能の塊となった彼には「人間」という認識はそのまま襲い食らいつくべきモノとなる。
嗚呼…もう少し理性が残っていれば、振り返った先に見据えたモノの異常性に気づいただろうに。
「摘み食いなんて、下品ね…スヴァローグ。
私は食事を禁止したわけではないの、まだ食べては駄目と言ったのに…」
襲い来る彼、リビングデッドを前にしながら、少女は手にした剣に批難を向けていた。
剣は何も答えない。ただ蛇のような身と蜥蜴のような顎を動かして「何か」を咀嚼している。
肉を食み、骨を砕く…大凡、上品とは思えぬ音を立てて、剣はまるで獣のような食事を続ける。
そこに、美術品と思わしき優美な長剣の姿は無い。
「擬態」を解いた真紅の蛇が、幾日振りかの栄養補給を求めて血と肉を欲していた。
剣の名は「呪剣」、忌むべき呪いを宿す外道、魔剣中の魔剣、死喰の獣、形容の仕方は数あれど本質は唯一つ。
世界結界の外側に在る世界の異質、それだけである。
「まぁ…良いわ。この遊びにも飽きたところだもの…。
『開放』を許します、喰らいなさい…スヴァローグ!!」
声にならない絶叫と止めど無い涎を垂れ流しながら、リビングデッドは少女に狙いを定め迫る。
獣じみた速度の突撃は相手が人間なら十分に仕留め得ただろう。
しかし、彼の脳は既に「どうやって」腕をもぎ取られたのかという現実を思い出すことさえ出来ない。
淡々と告げる少女の手で呪剣が許しを得たことで嬉々として鎌首を擡げた。
貪欲に開口し、覗く牙からは焼け焦げた肉片とブスブスと水分を蒸発させるながら血の雫が滴る。
複雑に畝ねる刀身だったモノが明確な意思を示し、眼前のリビングデッドを睨み嘲笑う。
キキキキ…と、妖しく鋼の擦れる音に合わせ所有者…少女の口元も緩んだように見えた。
遭遇から今まで、全てが戦いではない。これは明確にして無慈悲な生存競争…即ち狩猟なのである。
故に獲物が自らに向かってくるという状況は、狩る側において唯の好機でしかない。
金属で出来ているとは思えないほど柔軟な動きで呪剣スヴァローグが疾る。
間合いに入ったリビングデッドの頭上へ瞬く間に陣取ると、まるで傘のように獲物を覆う。
「До свидания…、共に生きましょう?」
赦し囁く少女だが、その眼に慈悲は無い。
呪剣同様に、少女にとってもゴーストは栄養補給の手段でしかない。
憎しみも哀れみも無い。家畜を食らうことと同じく、ゴーストを代償に生きるだけ。
言葉と共にスヴァローグは彼の上半身を丸ごと喰い千切っていた。
焼ける肉の音と咀嚼音が再び静寂の中に響く。
降り止まぬ雪の中、真っ赤に染まった雪の上で修道服の少女は虚ろな顔のまま立ち尽くしていた。
「日本…、日本に行くの。
其処に私が求め続けたものがあるのよ…」
食事を続けるスヴァローグを撫でながら少女は呟く。
少女は檻の外へ出る力を得た。
無能と蔑まれた過去と決別して、自らの道を選べる力を得た。
「ようやく…、ようやくこの枷から開放されるの。
マリー・ヴィッテという仮初の名と、それにまつわる世界から。
そうだ…、私は逢坂真理。父と母から受け継いだ本当の私に戻る…」
言葉を紡ぎながら、少女…真理は嗤う。
抑圧されてきた10年を思い、その全てに唾を吐きかけて、「ざまあみろ」と歪んだ嗤いを浮かべる。
暗い雪夜に真理は嗤う。
共にあろうと呪剣もキリキリと音を響かせ震えた。
暫くの後、雪の絨毯にはどす黒く変色した血の跡だけが残った。
舞い散る雪をも燃やす妄執の影は、東を目指し旅立っていった。
全てが白い雪化粧に覆われた街に点々と足跡だけを残して駆ける。
「ソレ」自体が自らを追い詰めるモノになろうとは、当の本人は気づきもしないだろう。
生前はともかく、今は既にそんな知識を持ち合わせていないのだから。
「…ふふっ、楽しいわね…スヴァローグ?」
雪上に続く足跡に目を落とした少女がそう呟いて嗤う。
真紅の刃を携えた修道服の少女が妖しく嘲笑う。
少女はただ、今宵の狩りを楽しんでいた。
影はいつの間にか人気の無い路地裏へと迷い込んでいた。
否、正確には追い詰められていたという方が正しい。
おかしいと「彼」は思った。
元々、狩る側だったのはどちらであったのかと。
人間は彼にとって獲物でしかなかったはずである。
それがどうして逃げなければならないのか。
至る答えは至極単純なことだ。
------アレは人間では無い。
彼はそう思うしかなかった。
人の皮を被った別の何かであると、そうでも思わねば理解できない事が多過ぎた。
得体の知れない恐怖、それは出会ったことそのものが不幸であるかのように拭い去れない。
「逃亡劇は此処まで?ねぇ、господин?」
「…!?」
ようやく一息ついたと思っていた彼の背筋が凍る。
物理的な寒さを越えて、ゾッとするほど優美な声色が暗がりに響く。
ゆっくりとザクザクという雪を踏みしめる音と共にモンスターが気配を振り撒いて近づいてくる。
「此処はまるで檻のよう…、夜と雪で人を閉じ込める歪な世界…」
まるで芝居の演者であるかのように、少女は詩情めいた言葉を紡ぎながら鈍色に染まる雪空へ片腕を掲げる。
…だが、彼の視線は少女の挙動に向いていない。
注意を払うべきは、ただ少女の握る真紅の刃だけだ。
大凡、人を殺すために作られたとは思えぬ過剰装飾の柄と金属には思えぬ刀身の色彩は一見、美術品であるかのよう。
しかし…そうではないのだ。「アレ」はそんな高尚な代物ではない。
そもそも「剣」というカテゴリに収めること自体が間違いだと本能が警笛を鳴らす。
あらゆるモノが抜け落ち、虚構の生を与えられた存在となった彼でもはっきり解ることがある。
「アレ」はこちら側の存在だ…と。
本来は決して人間と相容れないモノ。
或いは人間を利用して存在しうるモノ。
故に彼は自らに躙り寄る少女をモンスターと呼ぶのだ。
アレは既に人間ではなく、「喰われた人間の成れの果て」モンスターだと。
「………ああ、もう良いわ。
飽きました、此処は息が詰まる…行きましょう、スヴァローグ?」
誰に語りかけているのか、この場において存在するのは「彼」と「少女」のみであるというのに。
そんな疑問を「彼」が過ぎらせ真紅の刃から注意を解いた、ほんの僅かな瞬間だった。
そこに居たはずの少女の姿が彼の視界から消え失せる。
しかし、自らを追うことを止めたわけではないことは直ぐに解った。
一瞬の…されど今までより遥かに濃密な殺気が彼を撫で付け、視界の脇を黒い影が抜けていくのが見える。
「退屈ね…、ここは本当に退屈…」
ボソボソと呟く少女の声は、悲しみとも怒りとも取れる混沌の声色だった。
耳元で聞こえた声から、通り抜ける影が修道服の少女だということは僅かに残る思考で把握出来る。
…が、その現状把握全てが遅かった。否、少女がこの場に現れた時点でどうにかして逃げることを考えるべきだった。
彼が「獲物」であるなら、少女の戯言になど付き合わずに一目散に逃げるべきだったのだ。
-----------何処へ?
深く冷たい極北の海を思わせる少女の眼が問う。
それは答えの無い問いだ、彼は何処へ往くことも出来ない。
此処が何処であるのかも解らない彼に答える術など無い。
刹那、彼は自身に片腕の感覚が無いことに気がついた。
正確には、あるはずのものが無くなるという喪失感に塗り潰されていた。
止せば良いのに、何かに引き摺られる彼は恐る恐る視線を左腕へ向け、結局は用意された絶望を享受する。
加えてその認識は新たなる地獄を彼に与えるだけの儀式でしかない。
肩口から断たれた傷口が突如として燃え上がり、自らの肉が焼ける不快な臭いと極大の苦痛を彼は味わう。
絶叫が薄暗い路地裏に響く。
失った肉体、欠損は自らの死期を大きく進める。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ。
沸き上がる生への執着、渇望が、残っていた彼の理性を完全に放棄させる。
負った傷を治すために必要なものは何か。
崩れゆく身体を維持するために必要なものは何か。
何より、自らを傷つけたものは何か。
人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間…人間。
最早、ただの屍鬼と成り果て、本能の塊となった彼には「人間」という認識はそのまま襲い食らいつくべきモノとなる。
嗚呼…もう少し理性が残っていれば、振り返った先に見据えたモノの異常性に気づいただろうに。
「摘み食いなんて、下品ね…スヴァローグ。
私は食事を禁止したわけではないの、まだ食べては駄目と言ったのに…」
襲い来る彼、リビングデッドを前にしながら、少女は手にした剣に批難を向けていた。
剣は何も答えない。ただ蛇のような身と蜥蜴のような顎を動かして「何か」を咀嚼している。
肉を食み、骨を砕く…大凡、上品とは思えぬ音を立てて、剣はまるで獣のような食事を続ける。
そこに、美術品と思わしき優美な長剣の姿は無い。
「擬態」を解いた真紅の蛇が、幾日振りかの栄養補給を求めて血と肉を欲していた。
剣の名は「呪剣」、忌むべき呪いを宿す外道、魔剣中の魔剣、死喰の獣、形容の仕方は数あれど本質は唯一つ。
世界結界の外側に在る世界の異質、それだけである。
「まぁ…良いわ。この遊びにも飽きたところだもの…。
『開放』を許します、喰らいなさい…スヴァローグ!!」
声にならない絶叫と止めど無い涎を垂れ流しながら、リビングデッドは少女に狙いを定め迫る。
獣じみた速度の突撃は相手が人間なら十分に仕留め得ただろう。
しかし、彼の脳は既に「どうやって」腕をもぎ取られたのかという現実を思い出すことさえ出来ない。
淡々と告げる少女の手で呪剣が許しを得たことで嬉々として鎌首を擡げた。
貪欲に開口し、覗く牙からは焼け焦げた肉片とブスブスと水分を蒸発させるながら血の雫が滴る。
複雑に畝ねる刀身だったモノが明確な意思を示し、眼前のリビングデッドを睨み嘲笑う。
キキキキ…と、妖しく鋼の擦れる音に合わせ所有者…少女の口元も緩んだように見えた。
遭遇から今まで、全てが戦いではない。これは明確にして無慈悲な生存競争…即ち狩猟なのである。
故に獲物が自らに向かってくるという状況は、狩る側において唯の好機でしかない。
金属で出来ているとは思えないほど柔軟な動きで呪剣スヴァローグが疾る。
間合いに入ったリビングデッドの頭上へ瞬く間に陣取ると、まるで傘のように獲物を覆う。
「До свидания…、共に生きましょう?」
赦し囁く少女だが、その眼に慈悲は無い。
呪剣同様に、少女にとってもゴーストは栄養補給の手段でしかない。
憎しみも哀れみも無い。家畜を食らうことと同じく、ゴーストを代償に生きるだけ。
言葉と共にスヴァローグは彼の上半身を丸ごと喰い千切っていた。
焼ける肉の音と咀嚼音が再び静寂の中に響く。
降り止まぬ雪の中、真っ赤に染まった雪の上で修道服の少女は虚ろな顔のまま立ち尽くしていた。
「日本…、日本に行くの。
其処に私が求め続けたものがあるのよ…」
食事を続けるスヴァローグを撫でながら少女は呟く。
少女は檻の外へ出る力を得た。
無能と蔑まれた過去と決別して、自らの道を選べる力を得た。
「ようやく…、ようやくこの枷から開放されるの。
マリー・ヴィッテという仮初の名と、それにまつわる世界から。
そうだ…、私は逢坂真理。父と母から受け継いだ本当の私に戻る…」
言葉を紡ぎながら、少女…真理は嗤う。
抑圧されてきた10年を思い、その全てに唾を吐きかけて、「ざまあみろ」と歪んだ嗤いを浮かべる。
暗い雪夜に真理は嗤う。
共にあろうと呪剣もキリキリと音を響かせ震えた。
暫くの後、雪の絨毯にはどす黒く変色した血の跡だけが残った。
舞い散る雪をも燃やす妄執の影は、東を目指し旅立っていった。
戦闘前/
北杜先輩を準備室に避難させる。
「探し物」スキル駆使で、大型楽器で先輩を隠して見つかりにくい状態を作る。
作戦/
まず獣人を指揮するユミカを最優先で狙う。
続けてリリアン撃破を優先。獣人は前に出てくるところを迎撃。
時折ユミカとリリアンを挑発して、不仲を煽るのと同時に注意をこちらに向けさせる。
戦闘/
前衛で壁役を担当。
戦闘開始と同時にハンティングモード。
主に前に出てくる獣人をロケットスマッシュ改で音楽室の入口方向へ吹き飛ばす。
後衛の回復が追いつかない場合ハンティングモードを回復として使用。
「戦う力が無い人を一方的に殺そうなんて良い趣味してるな。
…悪いが、そいつに付き合う気なんてこれっぽっちも無い。
先輩に代わって予報してやるよ。アンタらは誰も殺せない!
オレ達に討たれるんだ、今日…此処でッ!!」
ユミカの撃破或いは獣人の全滅で壁役から攻勢に転じる。
パフューム対策:
寮の連中のことを考える。
「悪いが面倒みなきゃならない奴はもう手一杯なんでな。
アンタの割って入る隙間なんて空いちゃいないんだよッ!!」
挑発/
対ユミカ:
「しかし、相方がドレスなのに、アンタは随分と妙な格好で来るんだな。恥ずかしくないのか?」
対リリアン:
「アンタは前に出てこないのか?相方に比べて随分と臆病なんだな?」
戦後/
ゴーストが完全に消えるまで、北杜先輩には出てくるのを控えてもらう。
「さて、此処は大丈夫か。
他の連中はどうなってるかな…。」
【アビリティ】
ロケットスマッシュ改x8
ハンティングモードx8
ロケットスマッシュx8
ジャス600
北杜先輩を準備室に避難させる。
「探し物」スキル駆使で、大型楽器で先輩を隠して見つかりにくい状態を作る。
作戦/
まず獣人を指揮するユミカを最優先で狙う。
続けてリリアン撃破を優先。獣人は前に出てくるところを迎撃。
時折ユミカとリリアンを挑発して、不仲を煽るのと同時に注意をこちらに向けさせる。
戦闘/
前衛で壁役を担当。
戦闘開始と同時にハンティングモード。
主に前に出てくる獣人をロケットスマッシュ改で音楽室の入口方向へ吹き飛ばす。
後衛の回復が追いつかない場合ハンティングモードを回復として使用。
「戦う力が無い人を一方的に殺そうなんて良い趣味してるな。
…悪いが、そいつに付き合う気なんてこれっぽっちも無い。
先輩に代わって予報してやるよ。アンタらは誰も殺せない!
オレ達に討たれるんだ、今日…此処でッ!!」
ユミカの撃破或いは獣人の全滅で壁役から攻勢に転じる。
パフューム対策:
寮の連中のことを考える。
「悪いが面倒みなきゃならない奴はもう手一杯なんでな。
アンタの割って入る隙間なんて空いちゃいないんだよッ!!」
挑発/
対ユミカ:
「しかし、相方がドレスなのに、アンタは随分と妙な格好で来るんだな。恥ずかしくないのか?」
対リリアン:
「アンタは前に出てこないのか?相方に比べて随分と臆病なんだな?」
戦後/
ゴーストが完全に消えるまで、北杜先輩には出てくるのを控えてもらう。
「さて、此処は大丈夫か。
他の連中はどうなってるかな…。」
【アビリティ】
ロケットスマッシュ改x8
ハンティングモードx8
ロケットスマッシュx8
ジャス600
結社【黄昏の庭】の仲間と参加。
調理担当。
大食い用に用意するのは少量の雑煮を矢継ぎ早に食すシンプルな食のスポーツ。すなわち『わんこ餅』である。
どう食っても自由。やれるものなら噛まずに汁と一緒に流し込むのもありだ。ただし幼児とお年寄りは絶対に真似するな、マジで!
「…と、そんな感じで義充(b70106)には山ほど食って貰う。
さぁ、覚悟と胃袋の準備は十分か?」
ちなみに雑煮の味付けは鶏がら出汁の醤油味。
数を作るとはいえ、味に手抜きはない。
義充以外には、普通の雑煮を用意。
具材は角切り餅に大根、人参、ごぼうを入れる。
「正月に雑煮食わないことには年明けたって気がしないよな」
まぁ、年明けは騒がしいくらいが丁度良いよな。
調理担当。
大食い用に用意するのは少量の雑煮を矢継ぎ早に食すシンプルな食のスポーツ。すなわち『わんこ餅』である。
どう食っても自由。やれるものなら噛まずに汁と一緒に流し込むのもありだ。ただし幼児とお年寄りは絶対に真似するな、マジで!
「…と、そんな感じで義充(b70106)には山ほど食って貰う。
さぁ、覚悟と胃袋の準備は十分か?」
ちなみに雑煮の味付けは鶏がら出汁の醤油味。
数を作るとはいえ、味に手抜きはない。
義充以外には、普通の雑煮を用意。
具材は角切り餅に大根、人参、ごぼうを入れる。
「正月に雑煮食わないことには年明けたって気がしないよな」
まぁ、年明けは騒がしいくらいが丁度良いよな。